いつの頃からか、エアコンをつけるのに罪悪感がなくなってきました。
昔は「まだ我慢できる」「もう少し」と思いながら扇風機で粘っていたのに、最近は28度を超えたあたりでためらいなくリモコンに手が伸びます。自分が軟弱になったのかと思っていたけれど、どうやらそういう話でもないようです。
気象庁のデータを見ると、日本の夏の平均気温はここ数十年で確実に上がっています。昔の感覚で「この気温なら大丈夫」と思っていても、実際には体への負担が全然違う。熱中症で救急搬送される人の数が毎年ニュースになるのも、暑さの質が変わってきているからだと思います。
エアコンは「贅沢」じゃなくなった
一昔前は、エアコンをガンガンつけることに「もったいない」「電気代が」という感覚がありました。今もそれがないわけじゃないけれど、熱中症で倒れる方がずっと大事、という認識に変わってきている気がします。
特に高齢者の方は、暑さを感じにくくなっていることがあって、気づかないうちに室内で熱中症になるケースが多いと言われています。「暑くなったらつける」ではなくて、「時間になったらつける」くらいの感覚の方が安全だったりします。
現場で働く人には、エアコンのない時間の方が長い
屋外で仕事をしている人にとって、エアコンの話は少し遠い世界かもしれません。涼しい室内で仕事をしている人が羨ましくなる季節でもあります。
こまめに日陰に入ること、水だけじゃなくて塩分も一緒に取ること、体が熱を持ち始める前に休憩を入れること。エアコンがない環境だからこそ、自分で意識してやっていかないといけないことがあります。帰宅したらしっかり冷やすことも、翌日の体のためになります。
基準が下がるのは、正しい判断
エアコンをつける気温の基準が年々下がっているのは、軟弱になったんじゃなくて、環境の変化に体が正直に反応しているだけです。我慢することに意味はないし、無理をして体を壊しても誰も得しません。
今年の夏も、早めにつけていきましょう。